一級建築士事務所:吉田建築設計室( )


住まいと暮らしのクリップボード

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新聞・雑誌・インターネット・テレビなどのメディアで目に止まった記事を中心に簡単な記録をしてきました。その一部をこれから随時公開してまいります。
ご注意 *は管理者のコメント、sourceは出所で、日付のみの場合は朝日新聞埼玉県さいたま市版です。コメント以外の記述は、★・・・の部分のタイトルも含めて、情報そのままを要約してできるだけ管理者の主観が入らないようにしています。

06年12月30日(土)
素人でも手軽に塗れるホタテ貝塗材
室内環境をよくするために、調湿・消臭などの効果があるとして珪藻土や火山灰などの塗壁が知られていますが、取扱いに難しいところもあるし、コテ塗りというのは素人の日曜大工にはちょっとおっくうです。これに対して、同様の機能があり、刷毛やローラーで塗れるホタテ貝由来の塗材が、最近では何種類か手に入るようになりました。

東北や北海道の海辺で、ホタテ貝の殻が山になっているところをご覧になった方も多いことでしょう。
あの貝殻を粉末にして接着剤を加えたものがホタテ貝塗材です。
産業廃棄物が建築材料に生まれ変わって室内環境の向上に貢献し、塗壁類よりも安価、しかもリフォーム時にビニールクロスの上にも塗れるというのは、たいへんなメリットです。
中にはすぐに塗れるように塗料として販売されているものもありますが、たいていはパウダー状で、使うときに水を加えればよいので、時間のあるときに必要なだけ使えるのが素人にはありがたいところ。パウダー状だと保管も簡単なので、壁が汚れたら、その部分だけあとで重ね塗りすることもできます。

以前から、「チャフウオール」に注目していましたが、最近のリフォーム工事で、より手軽に扱えそうな「ホタテ健康壁 あわせパウダー」(シェルペイント)を初めて使いました。
代理店の説明では、ビニールクロスの模様がそのまま浮き出るということで、穴が空いて補修した部分や、新しく継ぎ足した下地の違いが目立つのではないかと少々心配でしたが、2回塗仕様のところを3回塗にしたら、ほとんど目立たなくなりました。
この工事では本職のペンキ屋さんが塗りましたが、私も自宅でペットの匂いに悩まされています。近々自分でも塗ってみようと計画しています。
★「みんな大好きな食品添加物 食品の裏側」安倍司著 東洋経済新聞社
著者は元食品添加物のトップセールスマンで、20年前のある日の夕食で、突然自分の家族も消費者なのだと気が付いて、翌日会社を辞めた人。

・食品衛生法では、添加物の一括表示というのを認めている。
・個々の添加物単体についての規制値は、動物実験のみでかなりアバウトに定められている。同時に何種類もの添加物を食べた場合にどうなるかについては、まったく考慮されていない。
・増粘材など、加工食品の製造過程で機械を使いやすくするために必要になっている添加物が多数ある。
・塩には表示の基準がまだない。カラメル色素で染めた三温糖がある。
・私たち消費者は食品添加物からさまざまな恩恵を受けている。

これまでもラベルを見て、なるべく添加物の少ない物を選んではいましたが、PH調整剤や増粘剤って何だろうと思っていました。いつの間にか法律も変わっていたのですね。添加物なしの食事をすることは不可能ですが、著者がすすめるように、現状を知って心して買い物をしたいものです。

お掃除ロボットのルンバが来ました!
うちのルンバは、食堂のテレビの前が居場所です。毎晩、夕食の片付けが終わったときスイッチを入れると何時間もかけてていねいに掃き掃除をしてくれます。おかげで、猫が5匹もいるのに食堂はいつもきれいで、大助かりです。
たまに、家族が食堂からいなくなる午後にもスイッチを入れることがありますが、そのたびに、人間だったらこういうわけにはいかないなあと思います。もしも我が家が大邸宅でお手伝いさんが大勢いたとしても、一日2回も掃除してくださいなんて私にはとても言えません。ロボットが掃除係でほんとによかったと思います。今では、ふわふわ飛ぶ猫達の抜け毛に悩まされることはまったくなくなりました。
IMGP6350 (WINCE).JPG - 16,170BYTES隅のほうはどうなるだろうかと思いましたが、小さなブラシの手が出ていて掃きとりますから大丈夫、テーブルや椅子、ワゴンの下も高さが9センチ以下ならもぐって行きます。
ルンバが苦手なのは、床に落ちている布や紙、電気のコードとガスストーブのホースです。スリッパや猫のお皿・水入れは片付けなくても大丈夫、軽いものは押して動かすのでその下もきれいになるし、重くて動かなければ無理をせずに自分のほうが下がります。
でも布や紙などは巻き込んでしまい、しばらくもがいたところで自動停止。はじめのうちだけ何度かそんなことがありましたが、最近ではふだんからそういう障害物は床に置かないように気を付けるようになりました。というわけで、スイッチを入れる前に人間の手でしなくてはならないのは、ガスのホースを持ち上げておくだけ。冬以外はこの必要もありません。
バキュームクリーナーの出番は1ヵ月に1回ほどになりました。ルンバが入れないテレビのそばの狭い隙間にはやはりホコリが溜まります。

初めてお掃除ロボットらしきものを見たのは10年ほど前だったでしょうか。旅行先の宿のテレビに衛星放送で外国のチャンネルが開いていました。家具の下をくぐったり、階段でも落ちないところがちらっと目に入りました。あっという間に終わってしまったので、コマーシャルだったのかどうかもわかりませんでしたし、実用化などうんと先のことだろうと思っていました。
この7月、お掃除ロボットを半年前から使っているという知人の話を聞き、翌日実演販売をしている大宮のビッグカメラで見学、その日のうち
にアマゾンに注文、ちょうどボーナスセールでおよそ7万5千円、1万円のギフト券付でした。
即座に買ってしまいましたが、この記事を書くためにルンバの紹介頁を見ていたら、ほかにもいろいろ似たようなロボットが発売されているのですね。こちらに比較表がありました。

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Copyright Harumi Yoshida 2006