一級建築士事務所:吉田建築設計室
長く住むための住宅:モデルA
大きさを変えずに少しずつ手を加えていく32坪の家
家族は増えたり減ったりします。また、どのような組み合わせかで必要な部屋も変わってきます。
でも、慎重に計画すれば、外形をまったく変えずにいろいろな住み方ができます。ここに、32坪余りの住宅モデルで三通りの例を示します。
@モデルAの骨格
このままでも二人で住めば広々と快適です。このような洗面所は必要なとき以外は出入り口をしめなくてよいので、引き戸にします。

A若い4人家族の家
子供達が子供部屋で暮らす期間はそれほど長くはありません。あまり広々と居心地をよくしなくてもよいでしょう。完全な個室を欲しがる年頃になったら壁とドアをもうひとつつけます。

B2所帯用の家
1階手洗の水色の壁とドアは、遠い将来万一(たとえば車椅子使用などで)必要があればとってしまいます。二つの所帯のプライバシーをもっと確保したいときは、1・2階共出入り口を引き戸でなくドアにします。

Copyright Harumi Yoshida 1999
email: planetworks@nifty.com